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*目次*

2009年10月05日

限定記事

ワイキキでの恋〜その行方by amebro

アメーバ限定記事をUPしました。

『ワイキキでの恋』を読んで下さった皆様も

覗きにきて下さいハートたち(複数ハート)

ALICE
posted by サクラダ アリス at 08:12| 現在 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月09日

ありがとうございます♪

皆さん、ありがとうございます。

昨日、ブログ訪問して下さった方の数

今までの最高グッド(上向き矢印)でした。




引越し先でも、

新しい記事、UPしましたので、

ぜひ、また遊びに来て下さい。

 こちら




うれしさのあまり、

写真もう一枚UPします。

DSC02080.JPG

大好きなマイルーム。

感謝祭の時。

大きなターキーを友達が料理してくれて、

パーティーぴかぴか(新しい)

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posted by サクラダ アリス at 12:31| Comment(14) | 現在 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月08日

ワイキキ生活の終わり

約7ヶ月間のハワイ生活が終わりました。



その間に7人もの人と付き合いました。

ただのナンパ。

尻軽なバカ女かもしれません。

でも、それぞれの一瞬一瞬は真剣でした。

何も後悔は、ありません。



そう言えるのは、

事件に巻き込まれなかった。

エイズに感染しなかった。

妊娠しなかった。

など。

私はこんな生活をしても

とてもラッキーだったからだと思います。



外国人と付き合ったのは、

ハワイにいる間だけです。

それは、やっぱり

遊びだったのかもしれません。

でも、貴重な経験でした。



日本人と結婚しましたが、

(離婚するつもりもないですが)

再婚するならアメリカ人。

といらない願望はまだあります。



ワイキキでの恋ということで

書き始めたブログ。

ワイキキを去ったところで、

一旦ここで、終わりにしようと思います。



アリスのブログは、引越しして

続けようと思っていますので、

どうぞよろしかったら、

また覗いて下さい。


お付き合い下さった皆様

ありがとうございます。

たくさん恋愛して下さい。


引越し先は、⇒こちら

DSC02077.JPG

アリス


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2009年09月07日

帰国当日

帰国当日。

眠らないで、朝になった。


飛行機は、正午に発つ。

早目にコンドに戻らないといけない。

まだまだ2人でいたかった。

でももう行かなければならない。

トオルの部屋にも別れを告げる。



2人で早朝のバスに乗る。

バスもこれが最後。

どこに行くにもバスだった。

トオルは、握っている私の手にキスした。

トオルの顔を見る。

トオルは、前をじっと見ている。

トオルの横顔を頭に焼き付ける。



部屋に着いて、

昨夜の後片付けをする。

私が、帰国したあと、

ルミが1人でこの部屋を引き払ってくれる。

少しでも綺麗にしておかないと。



バタバタと忙しく、

あっという間に出る時間になった。



ルミときーちゃんとトオルと4人で

空港に向かう。

時間が止まってほしかった。

あと、3時間‥。




スペード「アリス、大丈夫?」

ハート「わからない。トオルは?」

スペード「俺は、大丈夫。

 アリスを信じてるから。」

ハート「私もトオルを信じてるよ。

 でも、淋しすぎる。」


涙はこらえる。

泣いたらお終い。

止まらなくなってしまう。



スペード「アリスの誕生日までには、

 帰るから一緒にお祝いしよう。

 それまでに、もっといい女になっててよ。」


ハート「任せて。」


トオルは、何度も

”すぐ日本に帰るから、待ってて。”

と言った。



きーちゃんとは、違う便だった。

空港で先にルミとお別れをする。

ルミとの別れも本当に辛かった。



ダイヤ「手紙書くね。

 トオルのことも報告するね。」

ハート「お願い。私も手紙書くからね。

 1人でがんばるんだよ。」

2人とも懸命に泣くのを堪えて、

ホグして別れた。



きーちゃんとは、また成田で会う約束をして。

トオルと2人になった。



飛行機が出たら、

もうトオルに触れることできない。

それが、1番辛かった。

遠距離恋愛なんてしたことなかった。

寂しさに耐えられるだろうか。



搭乗口の待合室まで来てしまった。

トオルは、いつもするように

私を膝に座らせて、

じっと顔を見つめた。


スペード「アリス、愛してる。

 離れてもこの気持ちは、絶対に変わらないから。」

ハート「私も愛してる‥」



トオルは、いつもつけている

ハワイアンジュエリーのリングを

外して、私の手の中置いた。

トオルの名前が彫ってある。

スペード「今度会う時まで、

 アリスが持ってて。」

ハート「うん。すぐ返すよ。」



トオルに抱きついて、

懸命に泣くのをこらえた。



時間は止まってくれない。

どうにもならない。

トオルから離れないといけない。



私達は、何度もキスをして、

‥手を離した。



飛行機に近づきながら、

何度も振り返る。

トオルは、ずっと笑顔だった。

そして、最後に

”あいしてる”

と、口を動かした。



トオルと離れる現実の時がきてしまった。

これからの私達は、どうなるのだろう。



そして、私のハワイ生活も終わった

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2009年09月06日

帰国前日・続

トオルが私達の部屋にいる。

ちょっと、違和感。


ハート「ビール飲む?」

スペード「ああ。」



スペード「俺に見られちゃまずい物ないだろうな。」

ハート「そんな物ないよ。」


そうゆうものだけは、ちゃんと片付けてあった。



トオルは、リビングから私の部屋に

なかなか来ようとしない。

よっぽど、イヤだったのだろう。



ようやく、入って来て、

大きなため息をついた。

トオルの部屋にあるのより、

ずっと大きなベッド。

トオルは、ベッドを見たくなかったようだ。



私は、何も気付かないフリをしていた。

すぐに、トオルは、ビールを飲みながら、

サクサクと荷物をまとめ始める。



最後に閉まらなかったスーツケースの蓋を

閉めてくれて、終了。



ハート「すぐ、終わっちゃった。ありがとう。」

ダイヤ「じゃー。最後のSxxxxxに行こう!」



クラブに行く途中。

スペード「やっぱり、アリスの部屋、

 行かなければよかった。」

ハート「もう、そんなこと言われたって‥。

 気にしないで。

 最後だよ。楽しくしていたい。」

スペード「そうだな。」



トオルは、口にはあまり出さないが、

私の過去を相当気にしている。

男の人の方が、過去を気にするのだろうか。

私は、今のトオルだけだった。



最後のクラブ。

ワイキキでの一番の思い出の場所。

ここで、色々なことがあって、

最後に、トオルにプロポーズされた場所。



チャイニーズの友達も

そして、クラブで知り合った友達も

たくさんいた。

私は、みんなと踊っては、

トオルのところに戻る。

トオルに抱きしめてもらうために。



何分も離れていられない。

すぐに、トオルのぬくもりが欲しくなる。



クラブでも、駆け込みで

二人の写真を撮ってもらったが、

トオルの顔は、酔っ払っていてヒドイ。



トオルは、今日も

かなり飲んでいた。



スローな曲になって、


スペード「踊ろう。」


と、初めてトオルが踊りに誘ってくれた。


誰も踊っていないフロアで、

2人だけ。



ハート「トオル、ありがとう。

 無理してるでしょ。」

スペード「黙って。」


みんなの前で、相当恥ずかしかったと思う。

トオルのやさしさが、うれしかった。



その後、トオルはノリノリに踊った。

みんな、初めてトオルが踊る姿を見て

大笑いしていた。



時間は確実に過ぎていく。

閉店の時間。



最後にマックスにお別れを言う。

ハート「マックス、色々ありがとう。」

スペード「こちらこそ。楽しかった。

 これから淋しくなるよ。

 トオルのことは、見張ってるよ。」

ハート「ありがとう。またワイキキに戻って来る。」

スペード「楽しみに待ってる。」

最後にホッペにキスとやさしいホグ。

今日は、トオルも大目に見てくれるだろう。




最後の晩。

トオルの部屋もこれが、最後。

結局、Jとの喧嘩の日以来、

私は、ずっとこの部屋で夜を過ごした。

毎晩、トオルの腕の中で眠った。



ハート「今日は、エッチしたい。」

私から言った。

トオルは、私を抱き始めた。

やさしく。

私が、感じるように。

でも、やっぱり、最後までしようとしない。



ハート「トオル。なんで?トオルはいいの?」

スペード「俺は、いいの。

 セックスしなくても、アリスがいるだけでいいんだ。」




私たちは、眠らなかった。

お互いの顔を一秒でも長く見ていたかった。

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2009年09月05日

帰国前日

帰国前日の朝。


トオルが夢を見たと。


スペード「俺とアリスが

 野原みたいな所にいるんだ。

 ピクニックかな。

 そして、近くに子供がいて、

 それが双子だった。」

ハート「私、双子産むんだ。

 うれしい。双子。」



トオルと家族を持てる。

どんなに幸せだろう。

今よりももっと幸せになんて、

あるのだろうか。



何もしない、

ただトオルと過ごす

なんでもないこの時間が

ずっと続けばいいのに。




ハート「今日は、たくさんやる事があるー。

 早目に部屋に帰らないと。

 急いで全部終わらせて、

 トオルの仕事場に行くから。」

スペード「待ってる。」

ハート「今日は、みんなで最後のSxxxxxだよ。」

スペード「ああ。」


”あー。

 昨日、さっさと終わらせればよかった。

 そしたら、今日はずっと

 トオルと一緒にいられたのに‥。”

後悔。



私は、1人で部屋に戻った。

荷造りを始める。

思ってたより、大変。

荷物が、結構増えている。

思い出に浸っている時間はない。

とりあえず、詰める。

大体終わった所で、


”あっ!お土産買ってない!!”


夕方になって、お土産を買いに

アラモアナに。

行く前にトオルの所に寄る。



ハート「今からアラモアナ行ってくる。

 おみやげ全然買ってなかった。」

スペード「バスパス使う?」

ハート「今日は、タクシーにする。

 急がないと。じゃね。行ってきます。」



急いで、家族や友達にお土産を買う。



帰りにもう一度、トオルの所に寄る。

ハート「ただ今。急いで終わらせるからね。

 また、後でね。」

スペード「アリス、ちょっと、待って。

 2人で写真撮ってもらおう。

 写真一枚もないだろ。」

ハート「そう言えば、そうだね。

 考えてなかった。

 んー。でも、お化粧もしてないよー。」

スペード「いいよ。その方が。」



私たちは、初めて写真を撮った。

それまで、写真のことなど、

頭になかった。

離れてしまうのに。

写真もなくて、どうするつもりだったんだ?!




それから、トオルは仕事を少し抜け出して、

インターナショナルマーケットの

ハワイアンジュエリー屋さんに私を連れて行った。

そこで、

もう一度、シルバーのリングを買ってくれた。


ハート「ありがとう。

 今度は、投げられないように、

 大事にする。」



ハート「一緒にいたいけど、片付け終わらせるね。

 トオルが仕事終わるまでに、ガンバル。

 じゃ、後でね。」



部屋に帰ると、

お別れパーティーの準備がしてあった。

ハート「ルミー。ありがとう。」


妹のようなルミとも

今日でお別れ。

私たちは、似ていた。

男に対してすぐ熱くなるところが‥。

だから、お互いの気持ちをよく理解できた。

きーちゃんは、そんな私たちを

冷静に見てくれていた。



一息ついて、

パーティーを始める。

いやおうなしに盛り上がる。

荷造りは‥‥。


あっという間に、時間は経ってしまう。



トオルから電話。

スペード「終わったかー?」

ハート「まだ‥。」

スペード「手伝うか?」

ハート「うん!!」



初めて、トオルが部屋に来た。

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2009年09月04日

帰国2日前・続

何かしたい、とか

何処かに行きたい、とか

何もなかった。

ただ、トオルと一緒にいれれば。



でも、

トオルは、私を最後のワイキキで

楽しませようとしてくれていた。




そのまま部屋には、帰らず、

WAVEに行った。

思い出の。




スペード「そう言えば、あの時、Jがいたよな。」

ハート「そう‥だっけ?」

スペード「まあ、もういっか。」

ハート「もういいよ。」




スペード「今日もいるよ。」

ハート「えっ?」


下のフロアを見ると、


Jの姿が。

やっぱり目立つ。

そして、かっこいい。

今となっては、

そのJと付き合っていたことが、

現実とは思えない。


”J、元気でね。”




2階席で、お酒を飲んでいた。

トオルは、スツールに座って、

私は、トオルの脚の間に立って、

トオルにもたれていた。 



そこに、スクールの友達が来た。

ダイヤ「彼氏?」

ハート「そう。」

ダイヤ「ロコ?」

ハート「日本人だよ。」

ダイヤ「カッコいいね。」

と、耳打ちされた。



"えっ!?カッコいい!?んー。”

あまり、そうは思っていなかった。

私は、トオルがカッコいいから好きなんじゃない。

でも、そう言われると嬉しい。



ダイヤ「羨ましい。

 こうゆうとこに一緒に来れるのいいね。

 すごい仲良さそう。」



”そう。こんなに仲いいのに、

 もうすぐお別れなんだよ。”



急に悲しくなった。



そんな時、

トオルが赤いバラの花を1輪くれた。

‥よく、クラブやレストランで

花を売っているお姉さんから買ったバラ‥



スペード「大きい花束あげられなくて、

 ごめんね。」

と言って、



トオルが泣いた。



後にも、先にもトオルが泣いたのは、

この時だけだ。



前に、人からもらった大きな花束を

トオルに見せびらかしたことがあった。

なんで、あんなことしたんだろう。



ハート「何もしてくれなくていいよ。」


私が、トオルを包みこむように抱きしめた。    


”トオルが愛してくれるだけで‥。”





2人で、初めて深酒した。

飲んで、寂しさを紛らわそうとしていた。



2人ともフラフラで、絡み合いながら

トオルの部屋まで歩いて帰った。



部屋に入ると、

私はそのままベッドに倒れこんだ。

トオルがブーツを脱がせてくれた。



スペード「お水飲む?」

ハート「うん。お願い。」



お酒を飲んでも、

2人とも別れの悲しみから抜け出せなかった。



お互いの気持ちを何度も

確かめ合った。


”これなら、大丈夫!”

と納得できるまで。



そして、

お互いを慰めあうように、

寄り添って眠った。

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2009年09月03日

帰国2日前

部屋に帰るが、

トオルが、メイクラブしようとしない。



それで、トオルの気持ちを

信じなくなるようなことは

全くないが、

”どうしてかな。”

でも、

それは聞けなかった。



朝、起きた後も

いつもならメイクラブするのに‥

ちょっかいを出すが、

最後まではしてくれない。



でも、それ以外は

いつも通り。

やさしくしてくれる。



お互いに耳掻きをして、

違う”気持ちいいー!”を味わう。



もう、一緒にいるのが当たり前で、

一番落ち着ける存在になっていた。



”あー。大好き揺れるハート

という感情があふれてくれば、

そのまま言葉に出して伝える。

当たり前のようで、

なかなかしないことだと思う。

‥私は、それまでしていなかった。‥



素直に自分の感情をぶつけられることが、

幸せだった。

甘えたいだけ、甘えた。

トオルは、すべてを受け入れてくれた。




あと、2日。

いい加減、少し帰国の準備をしないといけない。

トオルと、仕事の時間まで過ごし、

仕事の間に、荷造りと片付けをすることに。



スペード「ちゃんと終わらせておけよ。

 終わってなかったら、

 連れて帰らないぞ。」


トオルにも、釘を刺された。



久々に部屋に帰る。

久々だから、話に花が咲く。

いつの間にか、

きーちゃんとルミと飲み始めて、

気がつくと、

もうすぐ仕事の終わる時間、

全く荷造りが進んでいない。


”どうしよう。”


そこに、トオルから電話。

スペード「終わったか?」

ハート「んー。もう、ちょっと。」

スペード「あと、どの位?」

ハート「‥だいぶかかる。」

スペード「じゃ、今日は、そっちで寝て。

 ちゃんと終わらせろ。」

ハート「やだー。一緒に帰る。

 迎えに来て。」

スペード「終わらないと、連れて帰らないって、

 言ったよな。」

ハート「大丈夫。明日やれば。

 ダメ。一緒にいたい。」



スペード「もう下にいるよ。

 連れて帰らないわけないだろ。」

ハート「もお!じゃ、上がってきて。」

スペード「いいよ。ここで待ってるから、

 早くしろ。」

ハート「わかった。」



スペード「遅いぞ。」

ハート「部屋に来ればいいのに。」

スペード「アリスの部屋には、行きたくない。」

ハート「なんで?」

スペード「他の男の匂いがしそうだから。」



”それで、部屋に来たがらなかったんだ。

 そんなこと言ったら、私は、どうなるのよ。

 トオルの部屋の方が、よっぽど‥”


ハート「そんなの。気にする?」

スペード「気にするよっ!!」

ハート「怒らないで。喧嘩したくない。

 ‥あと2日しかないのに‥。」



”とうとう言ってしまった。

 あと2日って。”


スペード「そうだな。」


私は、トオルにしがみついた。

”あと2日。”って、

言葉に出すと、

あまりに現実で、耐えられない、

と思っていた。

 

スペード「何かしたいことある?」

ハート「トオルと居れるだけでいい。」

私の願いはそれだけだった。

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2009年09月02日

帰国3日前

スペード「日本に帰ったら、仕事探して、

 一年後くらいに結婚できるかな。」

ハート「私も、先に帰って、仕事する。
 
 貯金全部使っちゃったから、お金ためないと。」

スペード「うちの両親もきっと

 アリスのこと、気に入ると思う。」

ハート「そうだといいけど。」



話が、現実的なことになってきた。

今は、まだ、ハワイの夢の中にいたいような。

でも、現実の世界は、すぐそこまで迫ってきていた。



帰国3日前。

トオルの仕事先の

オーナーとも娘さんとも仲良くなったので、

トオルの仕事の間も

ずっと、トオルの側にいることができた。



娘さんとは、どんどん仲良くなった。

今度は、トオルがやきもちを焼いた。

私を取られたんではなく、

その子を私に取られて。

私は、複雑な気持ち。



その子の前では、トオルと距離を置く。

トオルが、私の腰に手を回しただけで、

ギロッて睨まれる。

仕事が終わって、

バイバイして、

やっと私だけのトオルになる。




でも、その日は、お客さんと飲む約束があった。

私も一緒にと誘われてた。

ワイキキから少し離れたスナック。

まるで、日本のスナックだった。



私たちより、少し歳の上の男性。


ここでもトオルの新たな一面。



私は、構ってもらいたかった。

トオルに触れていたかった。

でも、私のことは、ほとんど無視。


難しい話を真剣な顔でしている。


”真剣な顔、かっこいいじゃん。”


サラリーマン時代のトオルが想像できた。


”きっと、トオルは仕事もできる。”


頼もしかった。

遊んでいるところしか、見ていなかったから。

そんなトオルにまた惚れた。



毎日、もっともっとトオルを好きになる。



その後は、やっと2人きりになって、

クラブへ。

トオルに甘えられる時間がやっと来た。

今日は、一日ずっと一緒にいられたのに、

我慢し続けた感じ。

一気に爆発して、

トオルにピッタリ寄り添った。

これが、私の至福の時。




このクラブに来るもの、あと数回。

いったい、何回、ここに足を運んだのか。



初めて、来た時にDに出会った。

そして、チャーリーともここで出会った。

マックスがいて。

たぶん、トオルと会ったのもここが最初。

全く気にしない存在、いや

どちらかというと嫌いだった

トオルが今は‥。

不思議。



トオルもどれだけの女の子をここに連れてきたか。

今のトオルに、みんなが驚いている。

1人の子と付き合うなんて信じられないと。

私が、その1人になれて、よかった。

本当に。



そんなことを考えながら、

トオルの顔を見た。



やっぱり、タイプじゃない。


でも、


だーーーーい好き揺れるハート

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2009年09月01日

帰国4日前

帰国4日前。

早起きして、車を借りて、

きーちゃんを迎えに行く。



ダイヤ「お邪魔じゃないの?」

ハートスペード「全然!」



まず、スワップミートに行った。

KAM DRIVE THEATER。

<最近では日本人観光客もよく見かけるが、

この頃は、野菜や魚、植物を買いに来る

ローカルばかりだった。>

トオルは、古着や古いオモチャを探していた。

私は、あまり興味がなかった。



次にALOHA STUDIUMに。


そこで、トオルは、シルバーのリングを買ってくれた。


スペード「今は、これしか買えない。」

ハート「すごく嬉しい。ありがとう。」

プルメリアのモチーフのハワイアンジュエリー。

私は、すごく気に入った。



ブラブラと歩いていると、

Dの友達のデイブが店を出していた。

私は、駆け寄って挨拶した。



それが、いけなかった。


トオルが、怒ってしまった。

すごーーーーく。



ハート「なんで?友達だよ。ただの友達。

 ハーイってしただけ。」

スペード「俺といるんだから、

 行かなくてもいいだろっ!」



そんなに怒るとは思わなかった。

ブラックだったから?

でも、納得できなかった。



ハート「そんなに怒るの。

 理解できない。

 私、悪い事してない。」


どちらも折れなかった。



車に乗ると、

スペード「リング貸して。」

ハート「なんで?」

スペード「いいから、ちょっと見せて。」

渡すと、



窓から投げてしまった。



ハート「なんでー?

 今、もらったばっかりなのに‥。」

スペード「やっぱり、アリスとは無理だ!」



私は、ワンワン泣き出した。

たったアレだけのことで?

信じられない。

うそだ。

私を試しているんだ。

でも、リングはもうない‥。



トオルは知らん顔。

本気?なの?



そのまま、険悪なムードで、

ノースショアに着いた。



ダイヤ「あれは、やっぱりまずかったよ。

 謝った方がいいよ。」

きーちゃんに言われた。

ハート「ごめんね。せっかくのドライブ。

 楽しくしないとね。」



先に歩くトオルに駆け寄った。

謝った。

返事もしない。

何度も何度も、

何度も何度も謝った。



ようやく、


スペード「わかった。

 俺も悪かった。ごめん。」




”はーっ。疲れたー。

 なんだったの?これは?”




初めての喧嘩。

トオル、怒らすと怖い。

新たな一面。




内心、私は納得していなかった。

でも、きーちゃんは、私が悪いと言う。

私は、やっぱり、行動が軽くなってる?

自分の行動に自信がなくなった。




それからは、また、仲良く

ラブラブハートたち(複数ハート)に戻った。


ダイヤ「まったく、付き合いきれないよー。」

きーちゃんは、あきれていた。

その通りだと思う。




きーちゃんを、部屋に送って、

車を返し、

トオルの部屋に戻った。



今日は、仕事はない。

一日中一緒にいれる。

一緒にディナーを食べたことがなかった。

トオルのお店のオーナーが

2人にご馳走してくれることになっていた。



オーナーと5歳の娘さんと4人で。

その娘さんは、トオルのことが大好きだった。


スペード「あの子に気に入られないと、

 俺と付き合うのは無理だよ。

 俺の彼女には、ヤキモチ焼いて、

 きびしいぞ。」


ハート「ふーん。」


”でも、5歳でしょ。大丈夫よ。”


会ってみて、ビックリ。

ホントに、トオルになついている。

トオルから離れない。

私の方が、5歳の子に

本気でやきもちを焼いた。


そして、

また、トオルの新たな一面を見た。



子供と一緒にいるトオルが、

すごくよかった。

やさしくて、包容力があって、

でも厳しい。

本当の親子のようにも見えた。



”トオルの子供が生みたい。”

と、強く思った。

それは、なぜか、

”トオルと結婚したい。”

という思いよりも強かった。



そして、私もその子と、

仲良くなれた。

気に入ってもらえ、

トオルの彼女としても

認めてもらった。



オーナーも

ダイヤ「トオルは、アリスと付き合いだして、

 すごく変わった。

 こんなトオルを見るのは、初めて。」

と言っていた。

他の人に、そうゆうことを言われるのは、

嬉しい。



”私が、トオルを変えた。”

でも

私もトオルに変えられた。

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