早起きして、車を借りて、
きーちゃんを迎えに行く。



まず、スワップミートに行った。
KAM DRIVE THEATER。
<最近では日本人観光客もよく見かけるが、
この頃は、野菜や魚、植物を買いに来る
ローカルばかりだった。>
トオルは、古着や古いオモチャを探していた。
私は、あまり興味がなかった。
次にALOHA STUDIUMに。
そこで、トオルは、シルバーのリングを買ってくれた。


プルメリアのモチーフのハワイアンジュエリー。
私は、すごく気に入った。
ブラブラと歩いていると、
Dの友達のデイブが店を出していた。
私は、駆け寄って挨拶した。
それが、いけなかった。
トオルが、怒ってしまった。
すごーーーーく。

ハーイってしただけ。」

行かなくてもいいだろっ!」
そんなに怒るとは思わなかった。
ブラックだったから?
でも、納得できなかった。

理解できない。
私、悪い事してない。」
どちらも折れなかった。
車に乗ると、



渡すと、
窓から投げてしまった。

今、もらったばっかりなのに‥。」

私は、ワンワン泣き出した。
たったアレだけのことで?
信じられない。
うそだ。
私を試しているんだ。
でも、リングはもうない‥。
トオルは知らん顔。
本気?なの?
そのまま、険悪なムードで、
ノースショアに着いた。

謝った方がいいよ。」
きーちゃんに言われた。

楽しくしないとね。」
先に歩くトオルに駆け寄った。
謝った。
返事もしない。
何度も何度も、
何度も何度も謝った。
ようやく、

俺も悪かった。ごめん。」
”はーっ。疲れたー。
なんだったの?これは?”
初めての喧嘩。
トオル、怒らすと怖い。
新たな一面。
内心、私は納得していなかった。
でも、きーちゃんは、私が悪いと言う。
私は、やっぱり、行動が軽くなってる?
自分の行動に自信がなくなった。
それからは、また、仲良く
ラブラブ


きーちゃんは、あきれていた。
その通りだと思う。
きーちゃんを、部屋に送って、
車を返し、
トオルの部屋に戻った。
今日は、仕事はない。
一日中一緒にいれる。
一緒にディナーを食べたことがなかった。
トオルのお店のオーナーが
2人にご馳走してくれることになっていた。
オーナーと5歳の娘さんと4人で。
その娘さんは、トオルのことが大好きだった。

俺と付き合うのは無理だよ。
俺の彼女には、ヤキモチ焼いて、
きびしいぞ。」

”でも、5歳でしょ。大丈夫よ。”
会ってみて、ビックリ。
ホントに、トオルになついている。
トオルから離れない。
私の方が、5歳の子に
本気でやきもちを焼いた。
そして、
また、トオルの新たな一面を見た。
子供と一緒にいるトオルが、
すごくよかった。
やさしくて、包容力があって、
でも厳しい。
本当の親子のようにも見えた。
”トオルの子供が生みたい。”
と、強く思った。
それは、なぜか、
”トオルと結婚したい。”
という思いよりも強かった。
そして、私もその子と、
仲良くなれた。
気に入ってもらえ、
トオルの彼女としても
認めてもらった。
オーナーも

すごく変わった。
こんなトオルを見るのは、初めて。」
と言っていた。
他の人に、そうゆうことを言われるのは、
嬉しい。
”私が、トオルを変えた。”
でも
私もトオルに変えられた。
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