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2009年09月03日

帰国2日前

部屋に帰るが、

トオルが、メイクラブしようとしない。



それで、トオルの気持ちを

信じなくなるようなことは

全くないが、

”どうしてかな。”

でも、

それは聞けなかった。



朝、起きた後も

いつもならメイクラブするのに‥

ちょっかいを出すが、

最後まではしてくれない。



でも、それ以外は

いつも通り。

やさしくしてくれる。



お互いに耳掻きをして、

違う”気持ちいいー!”を味わう。



もう、一緒にいるのが当たり前で、

一番落ち着ける存在になっていた。



”あー。大好き揺れるハート

という感情があふれてくれば、

そのまま言葉に出して伝える。

当たり前のようで、

なかなかしないことだと思う。

‥私は、それまでしていなかった。‥



素直に自分の感情をぶつけられることが、

幸せだった。

甘えたいだけ、甘えた。

トオルは、すべてを受け入れてくれた。




あと、2日。

いい加減、少し帰国の準備をしないといけない。

トオルと、仕事の時間まで過ごし、

仕事の間に、荷造りと片付けをすることに。



スペード「ちゃんと終わらせておけよ。

 終わってなかったら、

 連れて帰らないぞ。」


トオルにも、釘を刺された。



久々に部屋に帰る。

久々だから、話に花が咲く。

いつの間にか、

きーちゃんとルミと飲み始めて、

気がつくと、

もうすぐ仕事の終わる時間、

全く荷造りが進んでいない。


”どうしよう。”


そこに、トオルから電話。

スペード「終わったか?」

ハート「んー。もう、ちょっと。」

スペード「あと、どの位?」

ハート「‥だいぶかかる。」

スペード「じゃ、今日は、そっちで寝て。

 ちゃんと終わらせろ。」

ハート「やだー。一緒に帰る。

 迎えに来て。」

スペード「終わらないと、連れて帰らないって、

 言ったよな。」

ハート「大丈夫。明日やれば。

 ダメ。一緒にいたい。」



スペード「もう下にいるよ。

 連れて帰らないわけないだろ。」

ハート「もお!じゃ、上がってきて。」

スペード「いいよ。ここで待ってるから、

 早くしろ。」

ハート「わかった。」



スペード「遅いぞ。」

ハート「部屋に来ればいいのに。」

スペード「アリスの部屋には、行きたくない。」

ハート「なんで?」

スペード「他の男の匂いがしそうだから。」



”それで、部屋に来たがらなかったんだ。

 そんなこと言ったら、私は、どうなるのよ。

 トオルの部屋の方が、よっぽど‥”


ハート「そんなの。気にする?」

スペード「気にするよっ!!」

ハート「怒らないで。喧嘩したくない。

 ‥あと2日しかないのに‥。」



”とうとう言ってしまった。

 あと2日って。”


スペード「そうだな。」


私は、トオルにしがみついた。

”あと2日。”って、

言葉に出すと、

あまりに現実で、耐えられない、

と思っていた。

 

スペード「何かしたいことある?」

ハート「トオルと居れるだけでいい。」

私の願いはそれだけだった。

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posted by サクラダ アリス at 13:00| Comment(0) | ワイキキでの恋 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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