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*目次*

2009年09月07日

帰国当日

帰国当日。

眠らないで、朝になった。


飛行機は、正午に発つ。

早目にコンドに戻らないといけない。

まだまだ2人でいたかった。

でももう行かなければならない。

トオルの部屋にも別れを告げる。



2人で早朝のバスに乗る。

バスもこれが最後。

どこに行くにもバスだった。

トオルは、握っている私の手にキスした。

トオルの顔を見る。

トオルは、前をじっと見ている。

トオルの横顔を頭に焼き付ける。



部屋に着いて、

昨夜の後片付けをする。

私が、帰国したあと、

ルミが1人でこの部屋を引き払ってくれる。

少しでも綺麗にしておかないと。



バタバタと忙しく、

あっという間に出る時間になった。



ルミときーちゃんとトオルと4人で

空港に向かう。

時間が止まってほしかった。

あと、3時間‥。




スペード「アリス、大丈夫?」

ハート「わからない。トオルは?」

スペード「俺は、大丈夫。

 アリスを信じてるから。」

ハート「私もトオルを信じてるよ。

 でも、淋しすぎる。」


涙はこらえる。

泣いたらお終い。

止まらなくなってしまう。



スペード「アリスの誕生日までには、

 帰るから一緒にお祝いしよう。

 それまでに、もっといい女になっててよ。」


ハート「任せて。」


トオルは、何度も

”すぐ日本に帰るから、待ってて。”

と言った。



きーちゃんとは、違う便だった。

空港で先にルミとお別れをする。

ルミとの別れも本当に辛かった。



ダイヤ「手紙書くね。

 トオルのことも報告するね。」

ハート「お願い。私も手紙書くからね。

 1人でがんばるんだよ。」

2人とも懸命に泣くのを堪えて、

ホグして別れた。



きーちゃんとは、また成田で会う約束をして。

トオルと2人になった。



飛行機が出たら、

もうトオルに触れることできない。

それが、1番辛かった。

遠距離恋愛なんてしたことなかった。

寂しさに耐えられるだろうか。



搭乗口の待合室まで来てしまった。

トオルは、いつもするように

私を膝に座らせて、

じっと顔を見つめた。


スペード「アリス、愛してる。

 離れてもこの気持ちは、絶対に変わらないから。」

ハート「私も愛してる‥」



トオルは、いつもつけている

ハワイアンジュエリーのリングを

外して、私の手の中置いた。

トオルの名前が彫ってある。

スペード「今度会う時まで、

 アリスが持ってて。」

ハート「うん。すぐ返すよ。」



トオルに抱きついて、

懸命に泣くのをこらえた。



時間は止まってくれない。

どうにもならない。

トオルから離れないといけない。



私達は、何度もキスをして、

‥手を離した。



飛行機に近づきながら、

何度も振り返る。

トオルは、ずっと笑顔だった。

そして、最後に

”あいしてる”

と、口を動かした。



トオルと離れる現実の時がきてしまった。

これからの私達は、どうなるのだろう。



そして、私のハワイ生活も終わった

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posted by サクラダ アリス at 12:00| Comment(0) | ワイキキでの恋 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月06日

帰国前日・続

トオルが私達の部屋にいる。

ちょっと、違和感。


ハート「ビール飲む?」

スペード「ああ。」



スペード「俺に見られちゃまずい物ないだろうな。」

ハート「そんな物ないよ。」


そうゆうものだけは、ちゃんと片付けてあった。



トオルは、リビングから私の部屋に

なかなか来ようとしない。

よっぽど、イヤだったのだろう。



ようやく、入って来て、

大きなため息をついた。

トオルの部屋にあるのより、

ずっと大きなベッド。

トオルは、ベッドを見たくなかったようだ。



私は、何も気付かないフリをしていた。

すぐに、トオルは、ビールを飲みながら、

サクサクと荷物をまとめ始める。



最後に閉まらなかったスーツケースの蓋を

閉めてくれて、終了。



ハート「すぐ、終わっちゃった。ありがとう。」

ダイヤ「じゃー。最後のSxxxxxに行こう!」



クラブに行く途中。

スペード「やっぱり、アリスの部屋、

 行かなければよかった。」

ハート「もう、そんなこと言われたって‥。

 気にしないで。

 最後だよ。楽しくしていたい。」

スペード「そうだな。」



トオルは、口にはあまり出さないが、

私の過去を相当気にしている。

男の人の方が、過去を気にするのだろうか。

私は、今のトオルだけだった。



最後のクラブ。

ワイキキでの一番の思い出の場所。

ここで、色々なことがあって、

最後に、トオルにプロポーズされた場所。



チャイニーズの友達も

そして、クラブで知り合った友達も

たくさんいた。

私は、みんなと踊っては、

トオルのところに戻る。

トオルに抱きしめてもらうために。



何分も離れていられない。

すぐに、トオルのぬくもりが欲しくなる。



クラブでも、駆け込みで

二人の写真を撮ってもらったが、

トオルの顔は、酔っ払っていてヒドイ。



トオルは、今日も

かなり飲んでいた。



スローな曲になって、


スペード「踊ろう。」


と、初めてトオルが踊りに誘ってくれた。


誰も踊っていないフロアで、

2人だけ。



ハート「トオル、ありがとう。

 無理してるでしょ。」

スペード「黙って。」


みんなの前で、相当恥ずかしかったと思う。

トオルのやさしさが、うれしかった。



その後、トオルはノリノリに踊った。

みんな、初めてトオルが踊る姿を見て

大笑いしていた。



時間は確実に過ぎていく。

閉店の時間。



最後にマックスにお別れを言う。

ハート「マックス、色々ありがとう。」

スペード「こちらこそ。楽しかった。

 これから淋しくなるよ。

 トオルのことは、見張ってるよ。」

ハート「ありがとう。またワイキキに戻って来る。」

スペード「楽しみに待ってる。」

最後にホッペにキスとやさしいホグ。

今日は、トオルも大目に見てくれるだろう。




最後の晩。

トオルの部屋もこれが、最後。

結局、Jとの喧嘩の日以来、

私は、ずっとこの部屋で夜を過ごした。

毎晩、トオルの腕の中で眠った。



ハート「今日は、エッチしたい。」

私から言った。

トオルは、私を抱き始めた。

やさしく。

私が、感じるように。

でも、やっぱり、最後までしようとしない。



ハート「トオル。なんで?トオルはいいの?」

スペード「俺は、いいの。

 セックスしなくても、アリスがいるだけでいいんだ。」




私たちは、眠らなかった。

お互いの顔を一秒でも長く見ていたかった。

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2009年09月05日

帰国前日

帰国前日の朝。


トオルが夢を見たと。


スペード「俺とアリスが

 野原みたいな所にいるんだ。

 ピクニックかな。

 そして、近くに子供がいて、

 それが双子だった。」

ハート「私、双子産むんだ。

 うれしい。双子。」



トオルと家族を持てる。

どんなに幸せだろう。

今よりももっと幸せになんて、

あるのだろうか。



何もしない、

ただトオルと過ごす

なんでもないこの時間が

ずっと続けばいいのに。




ハート「今日は、たくさんやる事があるー。

 早目に部屋に帰らないと。

 急いで全部終わらせて、

 トオルの仕事場に行くから。」

スペード「待ってる。」

ハート「今日は、みんなで最後のSxxxxxだよ。」

スペード「ああ。」


”あー。

 昨日、さっさと終わらせればよかった。

 そしたら、今日はずっと

 トオルと一緒にいられたのに‥。”

後悔。



私は、1人で部屋に戻った。

荷造りを始める。

思ってたより、大変。

荷物が、結構増えている。

思い出に浸っている時間はない。

とりあえず、詰める。

大体終わった所で、


”あっ!お土産買ってない!!”


夕方になって、お土産を買いに

アラモアナに。

行く前にトオルの所に寄る。



ハート「今からアラモアナ行ってくる。

 おみやげ全然買ってなかった。」

スペード「バスパス使う?」

ハート「今日は、タクシーにする。

 急がないと。じゃね。行ってきます。」



急いで、家族や友達にお土産を買う。



帰りにもう一度、トオルの所に寄る。

ハート「ただ今。急いで終わらせるからね。

 また、後でね。」

スペード「アリス、ちょっと、待って。

 2人で写真撮ってもらおう。

 写真一枚もないだろ。」

ハート「そう言えば、そうだね。

 考えてなかった。

 んー。でも、お化粧もしてないよー。」

スペード「いいよ。その方が。」



私たちは、初めて写真を撮った。

それまで、写真のことなど、

頭になかった。

離れてしまうのに。

写真もなくて、どうするつもりだったんだ?!




それから、トオルは仕事を少し抜け出して、

インターナショナルマーケットの

ハワイアンジュエリー屋さんに私を連れて行った。

そこで、

もう一度、シルバーのリングを買ってくれた。


ハート「ありがとう。

 今度は、投げられないように、

 大事にする。」



ハート「一緒にいたいけど、片付け終わらせるね。

 トオルが仕事終わるまでに、ガンバル。

 じゃ、後でね。」



部屋に帰ると、

お別れパーティーの準備がしてあった。

ハート「ルミー。ありがとう。」


妹のようなルミとも

今日でお別れ。

私たちは、似ていた。

男に対してすぐ熱くなるところが‥。

だから、お互いの気持ちをよく理解できた。

きーちゃんは、そんな私たちを

冷静に見てくれていた。



一息ついて、

パーティーを始める。

いやおうなしに盛り上がる。

荷造りは‥‥。


あっという間に、時間は経ってしまう。



トオルから電話。

スペード「終わったかー?」

ハート「まだ‥。」

スペード「手伝うか?」

ハート「うん!!」



初めて、トオルが部屋に来た。

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