Jから電話。
ここ数日、
きまって3時に電話が来る。
でも、それだけ。

7時のブレイクの時に会いに来て。」
私は、言われた通り、
7時に行った。
いつもの通り、
Jは、ハンバーガーを食べている。


悪びれることなく、
前と変わらず、
‥かわいい。
でも‥。
Jのブレイクのお供なだけ。


”何度そう言った?”
仕事が終わる時間になった。
一応、待ってみる。
でも、やっぱり来ない。
電話もない。
私は、
トオルの待っているクラブに向かった。
トオルの顔を見て、
何故だか
ホッとする。
チャイニーズの友達に言っておく。

明日は、絶対に来てね。」
会う友達、みんなにきーちゃんが来ることを
伝えた。
私も、楽しみでしょうがない。
’きーちゃん、きーちゃん’と、
騒いでる私を
トオルは、黙って見ている。




それは、暗黙でトオルの部屋に帰る、
ということだった。
2人で店を出た。
出たところに、
Jが、
歩いてきた。
ばっちり、目が合った。
”どうしよう‥。”
と、思った瞬間、
私は、1人で走り出していた。
どうすればいいか、
わからなかった。
その場から逃げたかった。
それをトオルが追いかけて来た。
トオルは、追いついて、
ちょっと乱暴に私の腕を掴んだ。

それを見ていたJも、
走ってきて、

と、
トオルの顔面を
思いっきり殴った。
すぐに、人が集まって来て、
もう一度殴り掛かろうとするJを
数人で押さえ込んだ。
ポリスカーのサイレンも聞こえてきた。
トオルは、誰かに
タクシーに無理矢理乗せられていた。
日本人の女の人と、アメリカ人のカップルが、
震えてる私の体を支えてくれていた。

もうすぐ、ポリスが来るから。
Jと一緒に行く?」
Jが、私の手を引いて、
私達は、無言で、
早足で私の部屋に向った。
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