ブログに訪問頂きありがとうございます。
是非、順を追ってお読み下さい。
*目次*

2009年08月22日

FIGHT

翌日午後3時。

Jから電話。

ここ数日、

きまって3時に電話が来る。

でも、それだけ。



スペード「今から仕事。

 7時のブレイクの時に会いに来て。」



私は、言われた通り、

7時に行った。

いつもの通り、

Jは、ハンバーガーを食べている。



スペード「アリスも食べる?」

ハート「いい。ありがとう。」



悪びれることなく、

前と変わらず、

‥かわいい。

でも‥。

Jのブレイクのお供なだけ。



スペード「仕事終わったら、アリスのとこ行くね。」

ハート「うん。」



”何度そう言った?”



仕事が終わる時間になった。

一応、待ってみる。

でも、やっぱり来ない。

電話もない。





私は、

トオルの待っているクラブに向かった。



トオルの顔を見て、

何故だか

ホッとする。



チャイニーズの友達に言っておく。

ハート「明日、きーちゃんハワイに来るから、

 明日は、絶対に来てね。」



会う友達、みんなにきーちゃんが来ることを

伝えた。

私も、楽しみでしょうがない。



’きーちゃん、きーちゃん’と、

騒いでる私を

トオルは、黙って見ている。



スペード「アリスは、ホントにきーちゃんが好きなんだな。」

ハート「だーーーーい好き。ルミも。家族だもん。」




スペード「そろそろ帰ろう。」

ハート「うん。」

それは、暗黙でトオルの部屋に帰る、

ということだった。



2人で店を出た。

出たところに、




Jが、

歩いてきた。




ばっちり、目が合った。



”どうしよう‥。”



と、思った瞬間、



私は、1人で走り出していた。



どうすればいいか、

わからなかった。


その場から逃げたかった。



それをトオルが追いかけて来た。



トオルは、追いついて、

ちょっと乱暴に私の腕を掴んだ。


スペードどうして、逃げるの?」



それを見ていたJも、

走ってきて、


クラブ「なんで、アリスに乱暴するんだ?!」

と、


トオルの顔面を




思いっきり殴った



すぐに、人が集まって来て、

もう一度殴り掛かろうとするJを

数人で押さえ込んだ。




ポリスカーのサイレンも聞こえてきた。




トオルは、誰かに

タクシーに無理矢理乗せられていた。



日本人の女の人と、アメリカ人のカップルが、

震えてる私の体を支えてくれていた。



ダイヤ「あなたも早く行った方がいいよ。

 もうすぐ、ポリスが来るから。

 Jと一緒に行く?」



Jが、私の手を引いて、

私達は、無言で、

早足で私の部屋に向った。

ご訪問ありがとうございます。
おかげ様で、ブログランキング『忘れられない恋愛』で3位までになりました。
あと一息。どうぞご協力お願いいたします。

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村
人気ブログランキングへ


posted by サクラダ アリス at 12:00| Comment(0) | ワイキキでの恋 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月21日

二股?

トオルは、アパートの外で待っていてくれた。



スペード「そんなにキメテるんだったら、

 どこか行く?」

ハート「いい。どこも行かない。」

スペード「もったいないよ。」

ハート「いいの。トオルのため。」


トオルは、やさしくキスしてくれる。



スペード「なんか飲む?」

ハート「ビール」


2人で乾杯。


ハート「私、日本に帰るの知ってるよね。」

スペード「うん。いつだっけ?」

ハート「31日。」

スペード「31日? えっ! 今月の?」

ハート「そう。」

スペード「もうすぐじゃん。あと‥10日?」

ハート「そうだね。」

スペード「そっかー。アリス帰っちゃうのか。

 でも、俺も日本に帰るよ。」

ハート「いつ?」

スペード「まだ、決めてないけど、

 今年30だろ。ハワイは、30までって決めてたから。」

ハート「そうなんだ。」


”トオルも日本か。”


トオルが、私を抱きしめて、

キスをする。


スペード「本当に出かけなくていいの?」

ハート「いいの。でも、エッチできないよ。
 
 生理だから。」



私は、この言葉を喜んで言っている。



スペード「いいよ。エッチしなくても。

 こうしてるだけで。」



ベッドの中で、お互いの家族のことを

話した。

割と似たような家庭環境だった。

トオルの背景が見えて、

安心した。

それは、トオルも同じだったよう。



ハート「明後日、きーちゃんがハワイに来るんだ。」

スペード「アリス楽しみだろ。」

ハート「うん。すごーーく。

 で、きーちゃんと一緒に日本に帰る。」

スペード「‥‥。」



トオルは、私を更に強く抱きしめた。

私は、トオルに抱かれて、

安心して、眠った。



翌朝。

穏やかな気分で目が覚めた。

トオルの寝顔を見る。


”全然タイプじゃないなー。

 でも、好きかも。

 Jは?

 自分で自覚がないけど、

 これって、二股になるのかな?

 Dの時と同じ?

 いや、ちょっと、違う。

 相手は、トオルだもん。

 Jは、彼女いるし。

 よく、わかんない。

 あと、10日だけだから。

 このままでいいよ。

 きっと。”


私は、ベッドを抜けて、

コーヒーを入れに行った。

ご訪問ありがとうございます。
おかげ様で、ブログランキング『忘れられない恋愛』で3位までになりました。
あと一息。どうぞご協力お願いいたします。

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村
人気ブログランキングへ





 

posted by サクラダ アリス at 12:00| Comment(1) | ワイキキでの恋 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月20日

部屋で過ごす1日

残り少ないハワイの生活。

何かしよう。

と、思うが、

何も浮かばない。



1日部屋でゴロゴロしてる。

でも、この部屋が大好きだった。

きーちゃんとルミと何度も飲み、

語り、踊り明かした。

たくさんの友達や

それぞれの恋人が訪ねて来た。



”やっぱり、ここがいいな‥。

 日本に帰りたくなーーーーい!!!



ルミとゆっくり、部屋で夕飯を食べる。

のんびり、2人だけで過ごすのは、

久しぶりだった。

今日は、クラブにも行かない。

2人で飲み始め、

思い出話が始まる。

ほんとに色々なことがあった。

ドラマの連続だったと思う。

私もルミも。



だいぶ、お酒が回ってきた。

ふと、淋しくなる。



Jからは、やはり電話はない。

私からは、かけられない。



トオルに電話した。

”こんな時間に部屋にいないか‥。”

と思いながら。



トオルはいた。



ハート「いたんだ。」

スペード「だって、アリス来ないんだもん。」



”今日も待っててくれたの?

 昨日のことは、もう怒っていないの?”



ハート「今から、行っていい?」

スペード「来る?」

トオルの声が明るくなった。

やった!

スペード「気をつけて、来いよ。」



私は、出かける支度をした。

その時‥



生理が始まった!!


よかった!!



Jの子、妊娠してない。

ご訪問ありがとうございます。
おかげ様で、ブログランキング『忘れられない恋愛』で3位までになりました。
あと一息。どうぞご協力お願いいたします。


ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村
人気ブログランキングへ
posted by サクラダ アリス at 12:00| Comment(0) | ワイキキでの恋 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月19日

帰国まであと‥

長い沈黙。

言い訳もできない。



私は、脱ぎ散らかした服を

拾いながら、言う。



ハート「今日は、帰る。

 タクシー呼んでくれる?」

スペード「今から?」



トオルは、私の隣に座って、肩を抱いた。


スペード「あれは、きついよ。」

ハート「ほんとにゴメン。」



私の顔を覗き込んで、

スペード「やっぱ、無理なのかなー。」



”やっぱり、そうなる。”

でも、これは私のせいだ。

トオルを責められない。



スペード「帰るのは、明るくなってからにしな。

 心配だから。」



それでも、トオルはやさしかった。

私を腕に抱いて、眠った。


私は、眠れなかった。



トオルが起きて、

元のトオルに戻っていて、

『やっぱりアリスは無理!』

と、また、はっきりと言われるのが恐かった。

昨日の私の言葉をぶり返されるのも

イヤだった。



空が明るくなってきた。

トオルを起こさないように

そっとベッドから出て、

急いで着替えて、

部屋を出た。



朝、早いバスに乗る。


”よく、Dの部屋からは、

 こうして、朝帰ったな。”


懐かしく思う。

あと、私のハワイ生活は、

10日あまり。

どんな終わりなんだろう。



明後日には、きーちゃんがハワイに来る。

バケーションで。

そして、私は、きーちゃんと同じ日に

日本に帰る



自分の部屋に帰ってから、

シャワーを浴びて、

ルミとおしゃべりして‥。



最近の話題は、私の帰国のことばかり。

ルミも、淋しいのだ。

私が、帰ったあと、この部屋を引き払い、

ルミは、1人暮らしを始める。

1人は、不安だ。淋しいと。

私も心配。

でも、きっと、すぐ慣れるから、大丈夫!

と励ますしかない。



徹夜の体がシンドくなってきた。

”少し、寝よう。”




電話の音で目を覚ます。

                               
Jだった。


スペード「元気になったよ。

 今から、仕事行ってくる。

 また、後で電話するね。」

ハート「うん。待ってる。」



私は、もう待ってはいなかった。

Jの’あとで’は、

いつかわからない。



私は、もう一度寝た。

残されたハワイの大切な時間

と、思いながら。

ご訪問ありがとうございます。
おかげ様で、ブログランキング『忘れられない恋愛』で4位までになりました。
あと一息。どうぞご協力お願いいたします。


ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村
人気ブログランキングへ






posted by サクラダ アリス at 12:00| Comment(0) | ワイキキでの恋 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月18日

トオルが好き?

トオルは、今日も待っててくれる、

と言っていた。

もう一度確かめてみよう。

トオルの気持ちを。

そして、私の気持ち。



クラブの外で、

トオルは、本当に待っていてくれた。



私は、トオルと手をつなぎ、

一緒に店内に入る。

マックスにも、いつもの挨拶はしない。

手を上げるだけ。



今日は、トオルから

離れない。

踊りにも行かない。

ずっと、トオルに寄り添っていよう。



スペード「アリス、踊らないの?」

ハート「うん。今日はいい。」

スペード「何かあった?」

ハート「別に。」

 
そして、素直になろう。


ハート「今日は、トオルのそばにずっといるの。」

スペード「どうした?」

ハート「トオルのこと、好きかどうか確かめる。」

スペード「なんか、恐いな。」



でも、そんな時に限って、

友達から、やたらと声がかかって、

トオルと2人になれない。



ハート「別の所に行こう。」

スペード「いいよ。」



私たちは、ジャングルに行った。

あの思い出の。

トオルが突然キスしてきて、

あれからトオルとの変な関係が始まった。



今日は、Jの姿はない。

”Jのことは、考えないようにしよう。”



この前、ここに来た時とは、

明らかにトオルの存在は変わっている。

あの時は、距離があって、

苦手なトオルだった。

今は、安心していられる。

居心地いい。

Jといる時とは、全く違う。



最近、トオルはほんとに女の子を連れていない。

”信じてもいいのかな。”



スペード「アリス、今日はおとなしいね。」

ハート「そう?だね。」

スペード「もう、帰る?」

ハート「まだ、トオルといたい。」

素直な気持ちだった。



店を出て、タクシーに乗った。

トオルは、私に何も聞かずに

自分の住所を言った。



トオルが手を握る。

熱い。

トオルの体の熱さを感じる。

強く握ってくる。

強く握り返す。

私の体も熱くなってくる。

自分でも驚いた。

ちょっとドキドキしていた。

私、トオルが好き?”



タクシーを降りると、

私たちは、歩きながらキスをする。

早く部屋に入りたいと

急ぎながらも

キスを止められない。

トオルがドアの鍵を開ける。

その時間ももどかしい。

キスをしながら、

部屋になだれ込む。



トオルが服を脱がせてくれるが、

それももどかしい。

私は、自分で服を脱いだ。


2人とも、

夢中だった。



私が、この言葉を言うまでは、


ハートYou feel good ?」



‥最中に英語が出てしまった


トオルの動きが一瞬止まった。




そして、そこで終わった。


スペード「アリスは、やっぱり‥。」



無意識に出た言葉だった。

隠しようがない。

これが、私だった。


ハート「ごめん。」


トオルは、ベッドから出て、

下着をつけて、

タバコを吸った。



沈黙。

気まずかった。



また、

トオルが遠くなってしまう



ご訪問ありがとうございます。

おかげ様で、ブログランキング『忘れられない恋愛』で4位までになりました。

あと一息。どうぞご協力お願いいたします。

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村
人気ブログランキングへ





























posted by サクラダ アリス at 12:00| Comment(0) | ワイキキでの恋 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月17日

英語力

ハワイに来てすぐ、

アメリカ人の恋人がいる友達を羨ましく思っていました。

英語の勉強にもなるし。と。



実際、アメリカ人と付き合って、

英語力は上がったと思います。



一生懸命伝えようとして、

必死に喋るから。



勿論、伝えきれないこともたくさんありました。

そこは、誠意を持って、

態度もわかりやすく。



でも、電話はちょっとキツイ。

言葉だけで伝えないといけないから。



今の時代のメールがあったら、

よかったなー。

とは、やっぱり思います。



下手な言い回しを考えたり、

あやふやなことは、言えないので、

自然とストレートに、素直に表現することが、

恋愛にはよかったのかな。




posted by サクラダ アリス at 21:05| Comment(0) | 現在 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

J、本当?

ハート「そろそろ帰る。」

スペード「俺の部屋に?」

ハート「ううん。自分の。」

スペード「そっか。送ってくよ。」



トオルは、変わった。

私の意見を聞いてくれるようになった。

勝手に決めたりしなくなった。

やさしさを感じるようになった。

でも、いつも頭のどこかで

私は、Jのことを考えている。

今、トオルに甘えてはいけない。



エントランスで、

スペード「明日も待ってるから。」

と、キスをして、

トオルは帰って行った。



部屋に入ると、

ルミが彼氏と喧嘩した、

と話し始めた。

興奮がおさまらない。


ハート「ルミ、アイスクリーム食べに行こう。」


ルミの大好物。

ダイヤ「いいねー。」

私達は、夜中にコンビニに行った。



アイスクリームを持って、

セブンイレブンから出ると、

私の体が中に浮いた。

Jが、私を後ろから

抱き抱えていた。



友達もたくさんいた。

Jが友達と集団でいると恐い。



スペード「She is my girl.」


誰かに言っている。


クラブ「You're so lucky.」

スペード「Yeah, I'm a lucly guy!!」


そして、アイスクリームを舐めた。



”『my girl』なら、もっと大切にしてよ。”



スペード「どうして、さっき声かけないで、

 行っちゃったの?」

ハート「仕事中だったから‥」

スペード「来て欲しかった。」

ハート「ごめん。」



Jは、私を降ろして、

キュッと抱きしめて、

スペード「一時間後に行くから。」

と。



でも、Jは、来なかった




翌日の午後。

Jからの電話は、

スペード「また、具合が悪くて、動けない。」

という。

”本当かな?”

と、疑ってしまう。



Jのことをこんなに想うのは

やめたかった。

Jとは、ただ楽しく付き合いたかった。

きっと、Jもそうだ。

Jの一言一言に一喜一憂するのはやめよう。

”遊び”なんだ。

これは。

本当の恋ではないんだから。

そう、自分にはっきり言った。



ご訪問ありがとうございます。
おかげ様で、ブログランキング『忘れられない恋愛』で4位までになりました。
あと一息。どうぞご協力お願いいたします。


ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村
人気ブログランキングへ



posted by サクラダ アリス at 12:00| Comment(0) | ワイキキでの恋 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月16日

トオルに飛び込む?

アラモアナの帰り。

バス停を1つ前で降りる。



このバス停から、

Jの働いているお店が見える。



立ち止まらないで、

歩きながら、

お店の中を見る。



Jがいた。

こっちを見た。

”目が合った?!”

私は、すぐに目を逸らしてしまった。

様子を見に来ていると、思われたくなかった。

”マズカッタかなー?!”



Jの姿が見たかった。

Jに会いたかった。

そんな思いだけが、大きくなっている。

”もう、やめた方がいいかなー。”




トオルのところに、バスパスを返しに行く。

スペード「今日は、Sxxxxx行く?」

ハート「うーん。わからない。」

スペード「来てよ。待ってるから。」



トオルは、私を待っていると言う。

私は、Jを待っている。




Jの仕事が終わる時間になっても、

Jからは、電話が無い。

時計ばかり気にして、

”今、Jは何をしているだろう。”

と、考える。



そんな自分がイヤだった。

出かけることにした。

Sxxxxxに行くと、

トオルが、店の前で座っていた。



ハート「なんで、中に入らないの?」

スペード「アリスを待ってた。」


トオルの仕事が終わってから、

大分時間が経っていた。


ハート「中で待ってればいいのに。」

スペード「アリスが来ないなら、帰ろうと思ってたから。」


”もう、トオルは、冷たくならない?”


中に入ると、

マックスと目が合った。

ハート「ちょっと待ってて。」

マックスといつもの挨拶。

ホッペにキス。



トオルのところに戻ると、

スペード「マックスと何かあるの?」

と、聞かれた。

ハート「ないよ!」


”今は‥。”


スペード「マックスは、

 アリスのこと、気に入ってるよ。」

ハート「そうだよ。

 私も気に入ってるもん!」



この頃の私は、強気だった。

トオルは、機嫌を悪くした。



私は、トオルの腕にしがみついて言った。


ハート「トオルのことも、結構気に入ってるよ!」

スペード「その程度か。」

ハート「機嫌直して、踊ろう。」

スペード「踊らないよ!」

ハート「そうだよね。踊ってくる。」



踊りながら、時々トオルを見ると、

必ず、私を見ててくれた。



あんなに素っ気なかったトオルが

今は、私といる。

もしかして、占いは当たっている?

トオルが運命の人?

そうだ!

とは、言い切れない。



私は、トオルが好きなのかな。

気になっているのは、確か。

その気持ちに、どうゆう意味があるのか

自分でよくわからない。


トオルは、日本人。

それが、違うような。


ハワイでは、外国人と恋していたい。

と、ずっと思っていたから。



”トオルに飛び込んでも、大丈夫かな。

 もう、トオルは変わらないかな。”



こう、思ったのは、

Jを待っているのに

疲れていたせい?!



でも、トオルの部屋には行かない。

今日は‥。

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村
人気ブログランキングへ


posted by サクラダ アリス at 12:00| Comment(0) | ワイキキでの恋 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月15日

Jはアイドル

翌日。

ルミの熱は下がり、

具合もよくなっていた。



午後1:30。

Jから電話があって、

これから行くと。



1時間後に、

私のアイドルはやって来た。

そう、Jは、私にとって、

アイドル的な存在だったのかもしれない。

ちょっと、現実離れしていた。



スペード「アリス、ごめんね。

 昨日は、友達とマハラジャに行っちゃった。」

ハート「そうだったんだ。」


”気にしない!気にしない!”



しばらく、リビングでMTVを見る。

私のひざ枕で、

Jは、リラックスしている。



”こうして、側にいてくれるだけで、

 嬉しい。”



スペード「ねぇ。アリス、髪といて。」

 
ブラックの髪の毛をとかすのは、

結構大変な、時間のかかること。

やったことない。

私にできるかな、

と思っていたら。


スペード「彼女は、やってくれるよ。」


ちょっと、カチンと来た。

私は、できる限りの穏やかな声で言った。


ハート「それは、彼女の仕事。」


Jもそれ以上は、何も言わなかった。




スペード「仕事、つまんない。

 休んじゃおうかなー?」

ハート「ダメだよ。ちゃんと行って。」


心と裏腹なことを言っている。

ホントは、仕事休んでも一緒にいて欲しい。



すぐに仕事の時間になって、

Jは、シブシブ出かけた。


スペード「また、ブレイクに電話するね。」



私は、出かけることにした。

ルミももう元気だし、

部屋で電話を待っているのは、

もうイヤだった。



”何処行こうか?

 アラモアナしかないか‥。”


バス停で、バスを待っていた。

なかなか来ない。


”タクシーにしようかな。

 でも、やっぱりもったいない。

 ‥‥そうだ。

 トオルにバスパス借りよう。”


トオルの仕事場は、すぐだった。


スペード「おっ。アリス。どうした?

 俺に会いたくなった?」

ハート「バスパス借りに来た。」

スペード「なんだ。はいっ。」

ハート「サンキュ!」

スペード「ルミの具合は?」

ハート「良くなったよ。」

スペード「よかったな。

 じゃ、今日は行ける?」

ハート「うーん。多分‥。」



アラモアナで、

あてもなく、ウロウロする。

”私って、ほんとやることないんだ。

 仕事がないって、つらいな。”


スクールもない。

今は、ただのバカンスだ。

バカンスが長く続くと、

楽しかったことも、

楽しく感じなくなる。



ハワイの生活もあと、2週間だ。

楽しい思い出だけ作りたい。

ハワイの生活をして、

東京の現実の世界も懐かしく思える。

また、戻ってみたいと思い始めている。


”ちょうどいいタイミングかも。”


ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村
人気ブログランキングへ








posted by サクラダ アリス at 12:00| Comment(0) | ワイキキでの恋 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月14日

Jのどこが好き?

部屋に帰ると、

ルミも帰ってきていた、

ダイヤ「よかったー。アリス帰ってきた。」


ルミは、具合が悪かった。

熱もあって、つらそう。

私は、薬を買いに行って、

ルミの看病をした。

ルミは、かわいい妹だった。

もう家族同然。



トオルに電話した。


ハート「ごめん。今日行けない。」

スペード「どうした?」

ハート「ルミが熱出して、つらそうだから。」

スペード「それじゃ、しょうがないな。

 ルミ、大丈夫か?」

ハート「今、薬飲ませた。様子見る。」

スペード「ルミに、お大事にって伝えて。

 また、今度な。」

ハート「うん。じゃね。」



ダイヤ「アリスがいてくれて、よかった。」

ハート「私も、ルミと一緒に暮らせてよかった。」



トオルを断ったのは、

ルミの看病のため。

と、

やっぱりJを待つため。



Jは、仕事が終わって、

電話してきた。

”Jに会える!!”

と喜んだ。





スペード「今、友達といるから、

 また、後で電話するね。」



後で、か。


初めは、Jの方からだったのに‥

すっかり私が追いかけてる?

こんなはずじゃ‥。



Jのどこが、いいのだろう。

カッコいいから?

ダンスが上手いから?

有名人だから?

ブラックだから?

メイクラブがいいから?

多分、そんな理由しか見つからない。



軽い気持ちで付き合い始めたのに。

影響力大きいな。



その後電話は、なかった。


その日は、ルミのお姉ちゃんに徹した。

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村
人気ブログランキングへ



posted by サクラダ アリス at 17:00| Comment(0) | ワイキキでの恋 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村 ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村
検索
 

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は90日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。